2022年05月19日 貫入について
ポーセラーツ長野 横山です。おはようございます。
2日間にわたってレースドールのレッスンを楽しんできました。おかげで手・指はガサガサです 笑
新しい型抜きしたり・レースに土つけたりでエプロンも真っ白になってしまいましたが、頑張った証です。
出来上がったレースドールをもう1度修正してから皆さんにお披露目しますね。 安曇野・松本は
既に田植えが終わり初夏の準備が完了していました。アルプスがとても綺麗でストレス解消にもなりました。
今日は貫入についてです。貫入???ですよね。 ひびとは違います。 写真でよ~く見てください。
貫入(かんにゅう)とは釉(ゆう)と素地の収縮率の差により、焼成後の冷却時に生じた釉のひび模様の
ことなんですが、通常の陶器は、素地の上に釉薬を施釉してから、釉薬の種類により違いますが
1200度から1300度という高温で焼かれます。
その際釉薬は溶けてガラスのような層となって陶器の上を覆います。
焼かれた後に陶器自体の温度が下がっていきますが、その時の収縮度が陶器本体の素地と釉薬との間で違うので、
この差が大きいと釉薬がひびのような状態になって固まります。これを貫入と言うそうです。
白磁すべてに貫入が入っていれば模様になるのですが、一部だけ入ってしまうと「えっ!!! 何これ」となりますよね。
転写紙を貼る前にはクリーナーで白磁を拭くと思うのですが、ひび・貫入・欠けなどが無いかしっかりチェックしましょう。
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