思い出深い2枚のプレート

千野・小林

2014年12月6日 思い出深い2枚のプレート

ポーセラーツ長野 横山まゆみです。今朝恐るおそるカーテンを開けてみたら、真っ白。とうとう雪が来ましたね~。雪かきする程ではなかったので安心しましたが、我が家の近所のおじちゃん達は時間を競い合って雪かきをする程雪かきLOVEなので、雪が降ると凹みます。朝5時位から寝ている頭の辺りでガリガリと音が聞こえるんです。我が家は7時位に支度して雪かきなんですが、周りは殆ど綺麗になっています。おじちゃん達は気の毒がって我が家の前まで雪かきしてくれるんですよ。それにしても今朝は雪と土曜日のせいか、シーンと静まり返っています。さあ~今日の作品です。2枚の体験プレートですが、小学校からの幼なじみのKさんとCさんのお二人が仲良く体験で作られました。シンプルなんですが、とっても綺麗ですよね。実は・・・・今回私にとって、とても貴重な体験をさせて頂きました。と言うのは向かって右のKさんの作ったプレートなんですが、金のボーダーが「ボン1号」から出したら何かいつもと違うのです。???????「えっ!!!!」「うそ~~~」「どうしたん!!!」一人で焦りました。上の金のボーダーが光ってないのです。原因が分からず茫然とすること10分。「ボン1号」の温度は大丈夫だし、金のボーダーの空気抜きも上手くしてあったのに。9時になって私の先生にメールをして相談。金をもう一度貼って焼成してみたらのアドバイスで、Kさんのプレートはまた翌日「ボン1号」の中に入りました。翌日蓋を開けるときのドキドキ感、皆さんに伝わりますか?開けたら前日以上の「ひぇ~~~~!!!!!!!」「キャー~~~!!!!!!」です。今まで光っていた下の金ボーダーまで光ってないのです。もちろん上のボーダーは前日と同じに光は無しです。もうダメだ↓↓ と一瞬気持ちが撃沈しましたが、もう一人の自分が「今はとても良い勉強しているんだよ」って。本当に私は打たれ強いのですよ。気を取り直しヴォーグに電話しました。そしたら今まで存在を忘れていた「金消し」で一度消してから再度金ボーダーを貼って焼成温度を下げての焼成すると大丈夫ですよって、アドバイスを頂きました。その時は電話の向こうの人が神様みたいで頭を下げて話していましたね。3日続けてKさんのプレートは焼成しました。3回目の蓋を開けた時の嬉しかった事は多分一生忘れられないでしょうね。3回目で見事に金が復活しましたよ。金とかプラチナはとても扱いが難しく、白磁との相性があるんです。受け取りにいらした時には何も無かったように、きれいに焼成できましたよってお渡ししましたけど、3日間の長い物語があったんです。今回の件で私もとても良い勉強をしました。

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